ゆう、永遠の旅立ち
カテゴリ : 卒業
投稿者: たま 掲載日: 2006/7/22
ゆうは副腎腫瘍と拡張性心筋症のため、永遠の旅路につきました。最後の4日間からお別れ会までのエピソードです。

ゆうちゃん、永遠の旅路につきました


退院しました


最後のおしゃれ


お花に囲まれて


ならさんにいただいたお花に囲まれて


ちょびちゃんもお別れに駆けつけた


ファンのみなさんから頂いたお花です


ゆうはファンのみなさまから頂きましたお花に
囲まれて旅立ちました。お花を贈ってくださっ
たみなさん、本当にありがとうございました。
 2006年7月18日、本サイトのヘッダーのCGのモデルであり、シナモンズで一番優しいお顔のゆうが永遠の旅路につきました。4歳4ヶ月でした。
 今までの闘病生活の経過をざっとまとめますと、昨年の夏にたまいたちが閉店するということで、ご挨拶にいったときにスタッフのYさんにお腹がハゲているのを発見してから、副腎腫瘍じゃないかということで、半年間警戒して、2006年4月22日より、副腎腫瘍の治療を開始しました。強肝剤を飲ませながらリュープリンを注射して、一時は全身ハゲでかわいそうな状態になりましたが、2回目のリュープリンを注射した後に毛が生えてきて、マフマフ復活に向けて頑張っていました。しかし、7月9日に激痩せが発覚し、7月11日には体重が600gをきってしまい、強制給餌では対応できないので点滴の必要があるため動物病院に入院しました。
 入院後、レントゲン検査で拡張性心筋症であることがわかり、点滴に加えて、酸素室での生活になってしまいました。そして、貧血が酷いためにとうとう輸血しなければならない状態になり、7月14日の夜におとから緊急輸血しました。
 輸血後はお鼻もピンクになって大丈夫かなっと思っておりました。ここまでのことは他のエピソードに詳しく記載しております。
 さて、経過説明はこれくくらいにしておきまして、本題に入ります。7月15日、前日ゆうの輸血で遅かったので朝少し遅く起きて朝のお世話をしました。お昼頃にましゅさんとメッセンジャーで話をしていただら、もぐちゃんがお星さまになった(お悔やみ申し上げます)という話だったので、その件でいろいろ話をしました。ましゅさんが動物病院に行きたいとのことだったので、私もゆうの様子を見に夕方動物病院に行くので私の愛車で一緒に行く約束をしました。
 その後、出かける準備をしていてふと携帯を見ると主治医からメールが・・・。なにやらゆうが危ないので一刻も早く来て欲しいという内容でした。こういう話は電話して欲しかったなぁと思いながら、今すぐ動物病院に行かねばならぬ状態になったので、ましゅさんとの待ち合わせはキャンセルして、高速をかっ飛ばして13時前くらいに動物病院に到着しました。
 早速ゆうに会って見ると、お鼻が真っ白で輸血して次の日にこの状態ということはもう助からない状態だということはすぐに理解しました。主治医からは「ゆうちゃん、今週末が峠だと思います」と告げられた。主治医と相談してこれ以上の延命治療は無駄だし、自宅で旅立たせてあげたいのでゆうを連れて帰ることにしました。しかし、外の気温が高すぎるので、気温が下がる17時過ぎに移動することにしました。
 17時ちょっと前にゆうが無事に家まで帰れるようにと、主治医がいろいろ処置してくれました。先生、今まで有り難う。ましゅさんも動物病院に来ていたので、お別れのご挨拶をしました。
 ゆうを一刻も早く自宅へ連れて帰りたいので、帰りも高速道路をかっ飛ばしていたら、三郷JCで外環方向がものすごく渋滞してました。外環に出てからしばらくして、出口のところでまた渋滞・・・。それでも18時30分過ぎにはなんとか自宅に着きました。
 自宅に到着後、とりあえずゆうがゆっくりできるようにひとりで過すためのケージを用意していたので、ゆうにはそこでとりあえず休んでもらいました。落ち着いたところで、ヴァンのお散歩で向かいのペットショップに行きました。そこで、ペット用のポカリスエットとアミノぺッツというアミノ酸飲料を見つけたので購入しました。
 自宅に戻ってアミノぺッツをゆうに飲ませてみた。これはいけるって感じだったので、流動食はカケシアをアミノぺッツで溶かして飲ませてあげることにしました。そして、今日はF1ドイツGPだったので、寝室でゆうと一緒にフジテレビ721で予選を観ました。ゆうはF1をじーっと見てましたねぇ。ゆうの容体が心配なのと1時間ごとに流動食を与えなければいけない状態だったので、3連休はゆうと一緒に寝室で過すことにしました。
 ゆうに添い寝をしていると、アミノぺッツが効いてるのか、なんだかだんだんゆうが元気になってきて、日付が変わるころにはお鼻も少しピンクになってきたので、主治医に「ゆうは元気だよ」って写メしてあげたら、主治医びっくりしてました。フェレットに添い寝できたのは今回が始めてなので、ゆうは重症なんだけど、なんだかうれしい。甘えて来るとより一層愛おしく思えてくる。このまま時間が止まればいいのにとさえ思う。でも、なんかもぞもぞしていると、粗相してるのですが、こんな状態だから許すよ、ゆうちゃん。でも、後でベットの掃除が大変になるので、ヴァンのために買っておいた大きな何度も洗って使えるトイレシーツの上にゆうのベットを置いて粗相対策しましたけどね。
 翌日、ゆうの流動食は3時間おきくらいでも大丈夫なくらい元気になりました。当然、夜はゆうと一緒にフジテレビ721でF1ドイツGPの決勝を観ましたよ。ミハエル・シューマッハが優勝してよかったです。きっとゆうのおかげに違いない(そういうことにしておいてください)。
 F1を観終わってコンビニに夜食を買いに行ったら、動物病院のスタッフに声をかけられました。ペットタクシーでお客さんを乗せてきたということだったので、一緒に冷やし坦々面を食べました。その後、ゆうが元気なのを主治医に報告してもらうために携帯のデジカメで証拠写真を撮ってもらいました。ゆう、ますます元気です。このまま復活するのでは、と思うのはやっぱり親バカだからでしょうか?
 3連休の最終日、翌日から私は仕事で会社に行かねばならぬのでどうしようと思いながらゆうの看病をしてました。また少し元気がなくなってきたような感じなのですが、まだまだ大丈夫な感じ。翌日から仕事なので日中はゆうに流動食を与えられないから主治医に連絡をとって、とりあえず明日もう一度入院して点滴をうてるようだったら週末まで入院させることにしました。
 7月18日、朝6時に起床、早めに朝のお世話をし、7時すぎにゆうを連れて動物病院まで車をかっ飛ばしました。8時30分頃動物病院に到着し、ゆうにアミノぺッツを飲ませた後、スタッフに預けて、車は動物病院の駐車場に駐車したまま会社に行きました。仕事中もときどき動物病院に電話をしてゆうの容体をチェックしました。19時過ぎに仕事を上がらせてもらい、即行で動物病院に戻りました。
 21時頃、動物病院に着くと、主治医から「ゆうちゃん、今晩が峠だと思います」と告げられました。まぁ、2回目なので覚悟はできているので、とにかく自宅まで連れて帰れればと思い、心臓のお薬を飲ませて、ゆうが少し楽な状態になったら車で移動しようということにした。とりあえずゆうを抱っこしたら、ゆうが「ぐぅ〜、ぐぅ〜」と言った。あまり長く抱っこしているのも辛そうな状態だったのですぐにゆうを酸素室に戻すと、またゆうが「ぐぅ〜、ぐぅ〜」と言った。今思えば、あれはお別れの挨拶だったんだろうなぁと思います。
 21時30分頃、ゆうにお薬を飲ませている最中に容体が急変し、21時45分、慌てて主治医が診察している最中にゆうは静かに旅立ちました。主治医の目に涙が・・・、おかげさまで私は泣くことができなかった。まぁ、主治医はシナモンズのママ代わりなので許します(ちなみに、主治医はこういうときはオーナーさんの前では泣かない人です)。親切な動物病院のスタッフのみなさんと主治医に見送られてゆうは安らかに旅立つことが出来たのでよかったと思います。
 最後のおしゃれということで、主治医がゆうをお風呂に入れてくれ、首にリボンを付けてくれた。そして、お別れ会を行う週末まで数日間は家にいるので、そのため処置していただきました。最後の4日間、ゆうが使っていた毛布は動物病院から借りたものだったので、お別れ会のときに持たせてあげるために主治医に頼んでいただきました。
 翌日、柏インターペット霊園にお別れ会の予約を入れました。そして、会社帰りにゆうのためにお花を買って、ゆうの寝床に飾りました。でも、夜遅かったせいか近所の花屋さんが閉店していたため、シナモンズの花と決めている黄色いバラが見つからなかったので、ちょっと困りました。
 ゆうが旅立ったこととお別れ会の予定をホームページで告知したところ、ゆうにお花を贈りたいとのことで、ayumiさんとならさんからご連絡がありました。ayumiさんには会場にお花を届ける方法を伝えました。
 7月22日、ゆうのお別れ会の日です。朝のお世話をして、ヴァンのお散歩を済まました。ならさんが11時過ぎにお花をもってうちのマンションに来てくれました。ちょうど、ゆうの寝床に飾っていたお花が駄目になっていたので、ならさんから頂いたお花をならさんに飾っていただきました。ならさん、ありがとう。
 その後、うちの近所のお花屋さんで、黄色いバラとピンクのカーネーションを中心にお花を作っていただき、12時ちょっと前に自宅を出発いたしました。途中、もぐちゃんのお別れ会も同じ場所で行うので、ましゅさんと相方さんを拾って、とりあえず動物病院へ・・・。
 14時過ぎに動物病院に到着しました。動物病院のスタッフのみなさんと主治医がゆうをお迎えしてくれました。主治医にゆうのお別れ会のために作ったCDを渡し、15時くらいから待合室で流してもらうようにお願いしました。そして、お別れ会にはまだ少し時間があるので、ましゅさんたちとご飯を食べて、ダイソーでフォトスタンドを購入し、15時過ぎに会場に到着しました。
 会場に到着すると、ayumiさんからお花が届いておりました。実はayumiさんには黄色いバラが見つからなかったので、出来れば黄色いバラを入れて欲しいとわがままを言ってたのですが、見事に黄色いバラが入ってました。ayumiさん、ありがとう。
 ゆうにご飯とトイレ砂と毛布とお手紙を渡して、みなさまから頂いたお花でゆうのまわりを飾ってお別れ会を執り行いました。さすがにお花の量が多かったのでうちのお花は持ち帰って飾ることにしました。
 と、いうことで、ゆうのお別れ会は17時過ぎに無事終了しました。ゆうも奇麗な姿で旅立つことができました。ちなみに、ゆうのお別れ会の最中にもぐちゃんのお別れ会も執り行われました。ゆうはもぐちゃんと一緒に旅立つことができたので、寂しくなくてよかったと思います。ましゅさんと相方さん、お別れ会にご出席いただきまして、ありがとうございました。
 ゆうのお別れ会が終わった後、動物病院に寄って主治医にご報告した後、ゆうを自宅に連れて帰りました。そして、ゆうはたけの横でたけと一緒にシナモンズを見守っています。
 最後になりましたが、今までゆうを可愛がっていただきまたゆうファンのみなさまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 ゆうちゃん、今まで一緒に暮らしてくれて本当にありがとう。これからはたけと一緒にシナモンズとヴァンのことを見守ってくださいね。